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遠い呼び声の彼方へ![とおいよびごえのかなたへ]
『遠い呼び声の彼方へ! 』() は、武満徹が民主音楽協会の委嘱により1980年に作曲した、ヴァイオリンと管弦楽のための作品。第29回尾高賞を受賞した。 ==概要== タイトルは、ジェイムズ・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』の最後のパラグラフ "Far calls. Coming,far!" からとられている。武満はダブリン市を流れるリフィー河が海に入る光景のイメージから、「ヴァイオリンが調性の海に流れ込んで行く」音楽を構想した〔楢崎洋子『武満徹』音楽之友社、2005年、129頁〕。海を表すモチーフ(Es(=S) - E - A)が重要な役割を果たしており、このモチーフは翌年の『ア・ウェイ・ア・ローン』、『海へII』にも用いられている。 初演は同年の5月24日に行われた民音現代作曲家音楽祭において、アイダ・カヴァフィアンのヴァイオリン、尾高忠明の指揮、東京都交響楽団の演奏で行われた。 娘の武満眞樹に献呈。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠い呼び声の彼方へ!」の詳細全文を読む
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