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遠い接近[とおいせっきん]
『遠い接近』(とおいせっきん)は、松本清張の長編推理小説。『週刊朝日』1971年8月6日号から1972年4月21日号に、「黒の図説」第9話として連載され、1972年7月に光文社(カッパ・ノベルス)から刊行された。1975年にテレビドラマ化されている。 == 概要 == 旧日本軍における召集・軍隊生活や終戦後の闇市の様子を交えつつ、戦争で家族を失った者の悲しみと完全犯罪計画を描く推理長編。敗戦前後の約7年間を時代背景とし、戦中戦後の混乱を懸命に生き抜きながら、召集の人選が恣意的だったのではないかと疑い犯人を追う主人公を描く〔。30代で召集された清張自身が召集時に聞いた市役所兵事係の「ハンドウを回す」という軍隊用語をきっかけに着想した作品で、作者の経験が色濃く反映されている〔藤井 康榮|北九州市立松本清張記念館館長、本の話web、2014.09.14〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠い接近」の詳細全文を読む
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