翻訳と辞書 |
遠刺激[えんしげき] 遠刺激(えんしげき、英:distal stimulus)とは、近刺激(proximal stimulus)、知覚表象(percept)とともに、知覚を記述するための概念で、実世界に存在する物体刺激のことである。 遠刺激は、近刺激の情報を決定する。近刺激は感覚受容器に入力することで、遠刺激の情報を感覚系に与える。知覚者の心のなかに生成された遠刺激の表象が、知覚表象である。 床の上の靴を見ている人物を例とする。靴そのものは遠刺激である。靴から反射した光は、その人物の網膜(感覚受容器)に投射し、近刺激となる。その人物の脳によって再構築された靴の像が、知覚表象である。他の例として、携帯電話の着信音を考える。電話の着信音は遠刺激である。聴覚受容器を刺激する音は、近刺激である。近刺激を電話の着信音であるとみなす解釈は、我々の脳の処理過程の産物であり、これが知覚表象である。 == 外部リンク(英語) ==
* GLOSSARY * Program 7: Sensation and Perception
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠刺激」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|