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遠軽村 : ウィキペディア日本語版
遠軽町[えんがるちょう]

遠軽町(えんがるちょう)は、北海道オホーツク総合振興局管内の紋別郡にある2005年(平成17年)10月1日、旧遠軽町と生田原町丸瀬布町白滝村の3町1村が合併して発足した。
町名は当地で瞰望岩(がんぼういわ)を指していた見晴らしの良い高台を示すアイヌ語「インカルシ」(inkar-us-i、見る・いつもする・所)に由来する〔"瞰望岩(がんぼういわ)" 遠軽町〕。1901年、郵便路線整備にともなう新郵便局設置のため現地視察した札幌郵便局管理課員が、瞰望岩を示すアイヌ語名称を意義深いとして、新局をこれにちなんだ「遠軽郵便局」と名付けたことが始まりで、のち新設された官公庁や学校などもこれにならい、地名として定着した〔「地名の起源」『遠軽町百年史』 遠軽町、1998年8月〕。
== 概要 ==
オホーツク総合振興局管内中部の内陸に位置する。上川管内上川町との町境にそびえる北大雪山系東麓の湧別川およびその支流域にあたる東西47km、南北46kmが町域で、武利岳(標高1,876m)はオホーツク管内の最高峰である。町内は旧4町村の遠軽、生田原、丸瀬布、白滝の4地域に分かれ、市街地の標高はもっとも低い遠軽(町役場本所)で74m、もっとも高い白滝(白滝総合支所)で357mである。
農業に適した地で、かつては道央圏とオホーツク海側を結ぶ交通の要衝として栄えた。旧石器時代には国内有数の黒曜石およびそれを原材料にした石器の産地であり(白滝ジオパーク)、大正時代には合気道創始者の植芝盛平が入植し武術の道に入ったゆかりの地としても知られる。
2005年の4町村合併によって生田原村分村(1925年)以前の遠軽村村域に復する形となり、オホーツク総合振興局管内では人口で美幌町を超え最大の町である。面積では北海道内市町村のうち、留別村北見市足寄町釧路市につぎ5番目に広く、の人口としては2013年現在、音更町七飯町幕別町新ひだか町中標津町につぐ6番目である。
旧遠軽町は過疎地域の適用を受けていなかったが、他の3町村がいずれも過疎地域の適用自治体だったことから、新町発足後は基準によりすべての地域で過疎地域の適用を受けている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Engaru, Hokkaido 」があります。



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