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遠阪峠[とおざかとうげ]
遠阪峠(とおざかとうげ)は、兵庫県中北部にある峠〔。 ==地理== 粟鹿山(962.3m)から北東に伸びる尾根の鞍部にある峠で、加古川水系と円山川水系との中央分水嶺である〔。かつては丹波国(氷上郡)と但馬国(朝来郡)の国境となっており〔、現在は兵庫県の丹波市と朝来市の市境になっている。 平安時代の「延喜式」によれば、当時の山陰道の通過地であり、丹波国側には「佐治」(現在は丹波市青垣町佐治)、但馬国側には「粟鹿」(朝来市山東町粟鹿)という駅家があった〔。 「佐治」駅は峠の東麓の青垣町遠阪にあったとされている。遠阪は加古川の最上流域にあたり、加古川の本流から分かれた遠阪川という支流が奥深い谷を形成している。この地域は遠阪谷と呼ばれてきたが、一体を指す場合には「遠阪(谷)」、最奥の峠を指す場合には「遠坂」と書き分けられていた〔。 「粟鹿」駅は峠の西麓である朝来市山東町柴にあっただろうと考えられている〔。いまの粟鹿地区は柴地区より1kmほど西にあり、粟鹿神社が鎮座する〔。こちら側は円山川の支流芝川の源流になっている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遠阪峠」の詳細全文を読む
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