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遮断周波数[しゃだんしゅうはすう]
遮断周波数(しゃだんしゅうはすう)またはカットオフ周波数()とは、物理学や電気工学におけるシステム応答の限界であり、それを超える周波数を持つ入力エネルギーは減衰または反射する。典型例として次のような定義がある。 * 電子回路の遮断周波数: その周波数を越えると(あるいは下回ると)回路の利得が通常値の 3 dB 低下する。 * 導波管で伝送可能な最低周波数(あるいは最大波長)。 遮断周波数は、プラズマ振動にもあり、場の量子論における繰り込みに関連した概念にも用いられる。 == 電子工学 == 電子工学での遮断周波数とは、その周波数を越える(あるいは下回る)と電子回路(電話回線、増幅器、フィルタ回路など)の出力電力が通過帯域のそれに比較して 1/2 となる周波数を指す。電力は電圧の二乗に比例するため、そのときの電圧信号は通過帯域の 1/√2 となる。これは、−3 dB とほぼ等しい。この時、位相特性はπ/4 のずれを生じ、伝達関数の実部の絶対値と虚部の絶対値が等しくなる。 バンドパスフィルタには2つの遮断周波数があり、その平均を中心周波数と呼ぶ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遮断周波数」の詳細全文を読む
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