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脳分離体外循環[のうぶんりたいがいじゅんかん] 脳分離体外循環(のうぶんりたいがいじゅんかん、、SCP)または選択的順行性脳灌流とは、胸部大動脈瘤や大動脈解離の手術において弓部大動脈の修復が必要な場合に、脳の虚血による脳神経障害を防ぐために脳保護を行う方法の一つである。 == 概要 ==
胸部大動脈は上行・弓部・下行大動脈に分かれているが、弓部大動脈には中枢から順番に腕頭動脈・左総頸動脈・左鎖骨下動脈の3分枝が別れており、単純に大動脈を遮断して弓部大動脈を開放したのでは脳の虚血が起こってしまう。そこで、弓部大動脈人工血管置換術など弓部分枝を含む部分の修復を行う際には、心筋の保護だけではなく脳の保護も行わなければならない。SCPはその一つで、脳虚血時間の制約が延長出来るのが特徴である〔国立循環器病センター心臓血管部門 編,『新 心臓血管外科管理ハンドブック』 p23〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「脳分離体外循環」の詳細全文を読む
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