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遺伝子プール[いでんしひんど] 遺伝子プールとは、互いに繁殖可能な個体からなる集団(個体群またはメンデル集団)が持つ遺伝子の総体のこと。集団遺伝学・生態学用語。 個体群の選び方によって、様々な階層の遺伝子プールを考えることができる。例えば、ヒトの場合、ヒト全体・日本人・特定の都道府県の人などの遺伝子プールであり、野生生物であれば、種全体・亜種・特定の生態型などの遺伝子プールを考えることができる。 == 遺伝子頻度と遺伝子型頻度 == 対象とする遺伝子プールにおいて、ある対立遺伝子が含まれる割合を遺伝子頻度(いでんしひんど)という。二倍体生物においては1個体に含まれる対立遺伝子は最大2種類(ヘテロ接合型)であるが、個体群としては複対立遺伝子として3種類以上の対立遺伝子を持つ場合もある。遺伝子頻度は、個体の遺伝子型の違いに関わり無く、それぞれの対立遺伝子について求める。一方、個体の遺伝子型に注目して、その頻度を求めた場合、遺伝子型頻度と呼ぶ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遺伝子プール」の詳細全文を読む
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