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那谷寺 : ウィキペディア日本語版
那谷寺[なたでら]

那谷寺(なたでら)は、石川県小松市に所在する仏教寺院高野山真言宗別格本山。
== 歴史 ==
寺伝によれば、養老元年(717年泰澄法師が、越前国江沼郡千手観音を安置したのが始まりとされる。その後寛和2年(986年花山法皇行幸の折り岩窟で輝く観音三十三身の姿を感じ、求る観音霊場三十三カ所はすべてこの山に凝縮されるとし、西国三十三観音の一番「那智」と三十三番「谷汲」の山号から一字ずつを取り「自主山厳屋寺」から「那谷寺」へと改名〔歴史、奈良時代の初め・泰澄法師 、那谷寺ホームページ〕〔法師の歴史、歴代善五郎・心おぼえ 、旅館「法師」ホームページ〕。
南北朝時代に戦乱に巻き込まれ荒廃した。近世に入って加賀藩藩主前田利常が再建。この時の大工は気多大社拝殿を建てたのと同じ山上善右衛門である。
前田利常は、江沼郡の大半を支藩大聖寺藩に分置したが、この那谷寺がある那谷村付近は自身の隠居領としたため、その死後も加賀藩領となった。(後に領地交換で大聖寺藩領となる)
元禄2年(新暦1689年奥の細道松尾芭蕉は弟子の河合曾良山中温泉で別れ、数日前滞在した小松へ戻る道中参詣し、奇岩霊石がそそりたつ遊仙境の岩肌を臨み句を詠んでいる。
*石山の 石より白し 秋の風 芭蕉 (境内には句碑もある。)

File:Yusenkyo in Natadera.jpg|遊仙境
File:Basho Stone tablet in Natadera.jpg|松尾芭蕉の句碑


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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