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都市史[としし]
都市史(としし、英語:urban history)とは、都市の歴史や都市化の過程、およびその学問である。学問的には学際的分野であり、郷土史、建築史、都市社会学、都市地理学あるいは考古学と関連する。 都市史とは、都市の歴史に関する包括的な学問であるが、都市の成立期、成長期、維持期などの都市の状態と、都市をとりまく政治経済的環境などによって大きく変動する。このため、単独の学問分野にはなりにくく、学際的分野となる。 == 都市の歴史 == 考古学的には、約1万年前のエリコが最古の町と言われることがある。世界で最初の都市は、考古学的には、およそ紀元前3500年から紀元前3000年ごろにメソポタミアで、その後エジプト、インダス、黄河において都市文明が現れたことがわかっている。比較的よく知られている都市にモヘンジョダロがある。モヘンジョダロは、紀元前2500年から紀元前1800年にかけて繁栄し、最大で4万人近くが暮らしていたと推測されている。古代の都市の特徴として、多くは都市国家であり、ひとつの都市とその周辺地域が、独立した政体としてひとつのまとまった形態をなす国家であった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「都市史」の詳細全文を読む
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