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配偶システム[はいぐうしすてむ] ある種の動物の雌雄が、ライフサイクルの中で、どれだけの数の異性と、どのように出会って交尾するかを表したものを「配偶システム mating system」という。システムの内容とそれに関わる戦略は、下に挙げたものが知られているが、大きく分けて単婚と複婚に分けられる。 生物がどの配偶システムを採用するかは食性や生活環境の影響を受ける。たとえば鳥類のように子が自力でエサをとるのが困難だったり、子育てに長い時間や大きな労力がかかる場合には一夫一妻制が発達しやすい。一夫多妻制と一妻多夫制はオスとメスの潜在的繁殖速度の差によってどちらが性が希少になるか(実効性比)できまるが、実効性比はやはり食性や生態の影響を受ける。 ==一夫一妻== :詳細は一夫一妻を参照。 特定の雄と雌が、一対一でつがい関係を持ち、子育てなどを行うことを「一夫一妻」という。昆虫などでは、ある繁殖シーズンにおける交尾相手が、雄から見ても雌から見ても一頭だけである場合に当てはまる。一夫一妻制には一繁殖期のみ固定的なつがい関係を作る期間限定型と、生涯にわたってつがい関係を維持する場合に分かれる。前者の代表はツバメ、後者の代表はツルである。また子育てのためにつがいを作るが、配偶行為はつがい外でも行う場合には社会的一夫一妻制と呼ぶ。 一夫多妻など他の繁殖システムと比べた場合、一夫一妻を「単婚 monogamy」といい、それ以外の配偶システムは「複婚 polygamy」とよぶ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「配偶システム」の詳細全文を読む
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