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酸化クロム(III) : ウィキペディア日本語版
酸化クロム(III)[さんかくろむ さん]

酸化クロム(III)(さんかクロム さん、)は、化学式が Cr2O3 と表される暗緑色の無機化合物である。クロムの主要な酸化物の1つであり、オキサイド・オブ・クロミウムという顔料としても用いられる。天然には、まれな鉱物エスコライトとして産出する。
== 構造と性質 ==
Cr2O3 は、六方最密充填構造をとった酸化物イオンがつくる八面体形の間隙のうちの2/3をクロムイオンが占めるコランダム構造をとる。性質もコランダムに類似し、硬く脆い(モース硬度 8-8.5)。ネール温度が307K反強磁性である〔J.E Greedan, (1994), ''Magnetic oxides'' in Encyclopedia of Inorganic chemistry R. Bruce King, Ed. John Wiley & Sons. ISBN 0471936200〕〔A. F. Holleman and E. Wiberg "Inorganic Chemistry" Academic Press, 2001, New York. ISBN 0-12-352651-5.〕。酸や塩基によって容易には侵されないが、溶融アルカリには溶けて亜クロム酸塩を与える。加熱すると茶色に変化するが、冷却すると暗緑色に戻る。吸湿性がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「酸化クロム(III)」の詳細全文を読む



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