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酸化プロピレン : ウィキペディア日本語版
酸化プロピレン[さんかぷろぴれん]

酸化プロピレン(さんかプロピレン)は、分子式 C3H6O で表される有機化合物で、エポキシドのひとつ。無色で揮発性の高い液体で、ポリウレタンをはじめとする各種化成品の原料として重要であり、石油化学工業的に大量に生産されている。別名プロピレンオキシド1,2-エポキシプロパンメチルオキシランなど。構造異性体オキセタン(1,3-プロピレンオキシド)と区別するため1,2-プロピレンオキシドと呼ばれることもある。
== 性質 ==
常温では無色でエーテル臭を持つ可燃性液体。ジエチルエーテル、エタノールなどと任意に混じり合い、水にもよく溶ける。
毒性麻酔作用があり、皮膚に接触すると薬傷を生じる。
沸点(34℃)、引火点(−37℃)ともに低いため、非常に引火しやすい。また、アルカリ存在下では重合反応が進行し発熱・爆発するおそれがある〔"酸化プロピレン製造装置の中間タンクにおいて混触危険物質を共存によるタンクの爆発" JST失敗知識データベース 〕。
光学異性体が存在するが、通常ラセミ体で利用される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「酸化プロピレン」の詳細全文を読む



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