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酸化銅(II) : ウィキペディア日本語版
酸化銅(II)[さんかどう に]

酸化銅(II)(さんかどう に、)は化学式 CuO で表される酸化物で、黒色の粉末。CAS登録番号アルコールに不溶。塩酸硫酸塩化アンモニウム溶液アンモニア水などに可溶。融点1,026 。1,050 以上で分解して酸化銅(I)になる。
酸化銅(II)は塩基性酸化物であるので、と反応してを作る。水素または一酸化炭素気流中で250 に加熱すると容易に金属銅還元される。また、黒鉛粉末とともに加熱することによっても還元される。天然では黒銅鉱として産出する。
釉薬の着色剤として利用される。陶磁器に酸化銅(II)を添加した釉薬をかけて焼成すると、酸化焼成では青色-緑色に、還元焼成では赤色に発色する。還元焼成で現れる赤色はかつては釉薬中の酸化銅(II)が金属銅に還元されて発色したものと考えられたが、今日では酸化銅(II)が酸化銅(I)に還元されて赤く発色すると考えられている。
== 生成 ==
酸化銅(II) は、水酸化銅(II)硝酸銅(II)炭酸銅(II)もしくは単体の銅などの加熱で得られる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「酸化銅(II)」の詳細全文を読む



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