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酸性亜硫酸ナトリウム : ウィキペディア日本語版
亜硫酸水素ナトリウム[ありゅうさんすいそなとりうむ]

亜硫酸水素ナトリウム(ありゅうさんすいそナトリウム、sodium hydrogen sulfite または sodium bisulfite)とは、化学式が NaHSO3 と表される無機化合物である。亜硫酸水素イオンとナトリウムイオンからなるで、別名を重亜硫酸ナトリウム、あるいは酸性亜硫酸ナトリウムとも呼ぶ。食品添加物(保存料として)、化学における還元剤などとして用いられる。
NaHSO3は固体としては室温で不安定であり水溶液として存在し、亜硫酸水素塩は固体としては亜硫酸水素ルビジウムRbHSO3亜硫酸水素セシウムCsHSO3、およびテトラアルキルアンモニウム塩NR4HSO3のみ室温で安定であり〔 FA コットン, G. ウィルキンソン著, 中原 勝儼訳 『コットン・ウィルキンソン無機化学』 培風館、1987年,原書:F. ALBERT COTTON and GEOFFREY WILKINSON, Cotton and Wilkinson ADVANCED INORGANIC CHEMISTRY A COMPREHENSIVE TEXT Fourth Edition, INTERSCIENCE, 1980.〕、試薬として市販され用いられている結晶粉末はNaHSO3ではなく、二亜硫酸ナトリウムNa2S2O5を主成分とするものである〔Merck Index 13th.〕。
== 性質 ==
約150で分解を起こす白色の粉末。二酸化硫黄の臭いを示す。水への溶解度は515g/L (20)で、54g/L水溶液 (20) の pHは3.5から5.0。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「亜硫酸水素ナトリウム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sodium bisulfite 」があります。



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