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化学において塩(えん、Salt)とは、広義には酸由来の陰イオン(アニオン)と塩基由来の陽イオン(カチオン)とがイオン結合した化合物のことであり、狭義にはアレニウス酸とアレニウス塩基との等当量混合物のことである。酸・塩基成分の由来により、無機塩、有機塩とも呼ばれる。塩は必ずしも中和反応によって生じるとは限らない。 == 生成 == 塩は酸と塩基の中和反応の他、酸と塩基性酸化物または金属の単体との反応、塩基と酸性酸化物または非金属の単体との反応、酸性酸化物と塩基性酸化物との反応、そして非金属の単体と金属との反応によって生成する。 * 中和反応の例 *: HCl + NaOH → NaCl + H2O * 酸と塩基性酸化物との反応の例 *: 2HCl + Na2O → 2NaCl + H2O * 酸と金属の単体との反応の例 *: Zn + H2SO4 → ZnSO4 + H2 * 塩基と酸性酸化物との反応の例 *: CO2 + 2NaOH → Na2CO3 + H2O * 塩基と非金属の単体との反応の例 *: Cl2 + 2NaOH → NaCl + NaClO + H2O *酸性酸化物と塩基性酸化物との反応の例 *: CO2 + Na2O → Na2CO3 * 非金属の単体と金属との反応の例 *: Cl2 + Cu → CuCl2 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩 (化学)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Salt (chemistry) 」があります。 スポンサード リンク
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