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里[り]
里(り)は、尺貫法における長さの単位である。現在の中国では500m、日本では約3.9km、朝鮮では約400mに相当する。 == 中国 == 里は元々は古代中国の周代における面積の単位であり、300歩四方の面積を表していた〔『春秋穀梁伝』宣公十五年「古者三百歩為里、名曰井田。井田者九百畝、公田居一。」〕〔『韓詩外伝』「古者八家而井田、方里為一井。広三百歩・長三百歩為一里、其田九百畝。」〕。のちにこの1辺の長さが距離の単位となった。 周・漢の1歩は1.3m余りであったと推定され、したがって1里の長さは400mほどであった。のちに1歩を5尺、360歩(=1800尺)を1里とし、この関係が清まで続いたが、時代によって1尺の長さが変動したため、1里の長さもそれにしたがって変化した。清の営造尺とメートル法の関係は清朝滅亡後の1915年に定義され、1尺=32cmであったため、1里は576mだった。 国民革命後の1929年にこの値は廃止された。新たに定義された市制では、1里=km=500m=1500尺とした。キロメートルにも「里」の字を宛てたため、区別のために前者を市里、後者を公里という。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「里」の詳細全文を読む
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