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野底マーペー[のそこまーぺー]
野底マーペー(のそこマーペー)は、沖縄県石垣市にある山である。野底岳(のそこだけ、ぬすくだぎ)とも呼ばれ、明治時代には「ヌスクマヤーヒイ山」と記されている〔『八重山島各村之図』〕。 石垣島北部に位置し、西浜川の源流である。山頂付近には円柱状の垂直の崖があり、西方からは人面のように見える。山は緑色火山岩や溶岩など、古第三紀始新世の野底層からなり、スダジイの群落に覆われている。 == 伝承 == 西麓にあった野底村は雍正10年(1732年)に黒島と新城島からの寄百姓によって新設された村である。この際に黒島では道で島を二分し、一方を強制的に野底に移住させたと伝わる。移住者の中にマーペーという娘がおり、黒島に残された恋人を思って野底岳に登ったが、於茂登岳にさえぎられて島の姿さえも見えず、絶望して山頂の石と化したという伝説が残っている〔「八重山ジャンルごと小事典」p80 崎原 恒新 ボーダーインク、1999年8月1日〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「野底マーペー」の詳細全文を読む
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