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野次馬[やじうま] 野次馬(やじ うま)とは、本来は歳を取った馬や御しがたい馬を指す日本語である。しかしそこから転じて、自分とは直接関係の無い事象(事件・事故を主とする、世の中で起こるもろもろの出来事・現象)に浅はかな興味を抱き、物見高く集まる、面白半分に騒ぎ立てるなどといった行為に及ぶこと、ならびに、その行為者を指して言う、蔑む含意をもった語にもなり、現代ではこちらの用法が第一義となっているものである。 == 語義 == 語源は「親父馬(おやじうま)」で、文字どおり「歳を取った馬」を意味するが、いつの頃からか「おやじ-うま」が「やじ-うま」へと転訛した。歳を取った馬は役に立たないことから、あるいは他説では、歳を取った馬は先頭に立たず若い馬の後をただ着いていくだけであることから転じて、他人の出来事を無責任に騒ぎ立てる人や物見高く集まって囃し立てる人を指し示す意味で使われるようになった。 野次馬行為に及ぶような心根を「野次馬根性」と言う。 また、現代では「野次る(やじる)」という表現もあり、これは「野次馬」が動詞化されたものである。「やじを飛ばす」も同様。 なお、上記の用法とは別に、「野次馬」は今でも原義どおりに「暴れ馬」そのものを指す用語でもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「野次馬」の詳細全文を読む
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