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セワシは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場する架空の人物。のび太としずかの孫の孫(のび太本人から数えて5代目、玄孫)、ノビスケの曾孫。 == 人物・性格 == 2125年2月時点で、小学4年生。のび太の子孫。野比家の男子の中で唯一名前に「のび」がついていない人物でもある。メガネは掛けていないが先祖ののび太にそっくりの外見で、性格に関してはおっとりとした優男タイプ。祖父の祖父(高祖父)であるのび太がだらしなくふがいないのに対して、セワシはある程度しっかり者らしく、面倒見のよい性格として描かれている。腕っぷしも強く、のび太に代わって3人組の不良中学生らに単独で喧嘩を挑んだ事もある〔藤子・F・不二雄大全集1巻「のび太が強くなる」〕。成績は悪くはないが、サボりがちであり、ドラえもんやドラミに叱られることが多い。 のび太が昭和60年代~平成年間に会社経営に失敗して残した借金が、約150年経ったセワシの代になっても返せないほど膨れ上がったことにより家はとても貧乏で、お年玉はたった50円だった。そのため、所有の子守ロボット・ドラえもんをのび太の元へ送り込むことで一族の運命転換を図る〔。 のび太のことを「おじいちゃん」、しずかのことを「おばあちゃん」と呼ぶが〔のび太の子孫という認識で、しずかとの関係を知るのはドラえもんとのび太・ドラミ・セワシのみ。〕、両者共呼ばれることを嫌がっている〔ただし、例外的にテレビアニメ第2作1期「のび太の夢の金メダル」では、セワシはのび太がいない未来で「のび太くん」と発言している〕。ドラえもん同様に毒舌な面も見られ、悪びれる事なくのび太を悪し様に言う事もある〔てんとう虫コミックス『ドラえもん』1巻収録「未来の国からはるばると」〕。しかし、仲は決して険悪ではなく、「おじいちゃん」「セワシくん」と呼び合いながらも同年代の子供同士として会話を弾ませたり、ドラえもんとドラミに対する愚痴をこぼし合ったりする。未来世界がインベーダーに侵略された(という設定のゲームにのび太が巻き込まれた)ときは、2人のタッグプレイで宇宙人を撃墜している〔てんとう虫コミックス『ドラえもん』21巻収録「未来の町にただ一人」〕。また、野比一族の系譜についても調査しているようで、歴史上どの先祖が問題のある人物かを調べ、戦国時代の祖先の元へドラミを派遣したこともあった〔『ドラミちゃん アララ・少年山賊団!』〕。 ドラえもんとの出会いは、セワシが赤ん坊のときにロボットオーディションで誰からもスカウトされなかったドラえもんを間違えて購入ボタンを押してしまい、セワシもドラえもんに懐いていたため両親も承諾し、そのままセワシの家に住むことになった〔『2112年 ドラえもん誕生』〕。 連載初期は、ドラえもんとのび太が危機に陥る際に駆けつけるといった役割でしばしば登場していた。ドラえもんの送り主ということもあり、頼りないドラえもんのフォローに回っている描写がある。 ジャイアン・スネ夫・出木杉との交流も描かれており、各人を22世紀に連れていったりしている〔テレビアニメ第2作1期「セワシくんの家出」、アニメ第2作第2期「ドラえもんが生まれかわる日」、「ドラえもんの青い涙」など〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セワシ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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