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金介屎[きん かいし]
金 介屎(きん かいし、朝鮮語: 生年不詳 - 1623年3月13日)は李氏朝鮮時代中期に実在した官女。名前の「介屎」は朝鮮語の「犬の糞」である「ケトン 」を漢語風にしたものである。 == 生涯 == 彼女の出自は一切不明であるが、野史(やし、公式な記録以外に作成された歴史書のこと)によると、1600年前後に宮廷に女官として入ったとされる。そこで当時、世子であった光海君に出会い、彼付きの女官となり、仕えることになる。やがて、光海君の父である宣祖の目に留まり、「聖恩」(寵愛)を受け、特別尚宮になる(以後、金尚宮と呼ばれることになる)。 その後、金介屎は光海君を王位に就けるべく、光海君を支援する勢力と手を結び、反対勢力を退き、光海君即位後も宣祖の唯一の嫡子である永昌大君を死に追いやり、その母である仁穆王后を失脚、幽閉させることに成功した。しかし、1623年3月13日に起きた西人派による宮廷クーデター(仁祖反正)で一転し、主君である光海君は廃位・配流され、彼女は仁祖(綾陽君)の手(王命)により斬首刑にされ、これと同時に彼女に協力していた李爾瞻も同様に仁祖の手により斬首刑にされた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金介屎」の詳細全文を読む
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