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金城ダム[きんじょうだむ]
金城ダム(きんじょうダム)は沖縄県那覇市にあり、二級河川・安里川に建設された洪水調節のためのダムである。 ==構造== 上流部に上池、下流部に下池の二つの貯水池を持ち、それぞれトンネルで結ばれている。これは上池と下池の間にある県指定文化財のヒジ川橋と石畳道を保存する必要があり、また一つの貯水池では貯水量が不足するためである。最高水位もヒジ川橋が水に浸からないように設計されている。手動によるゲート操作などは行われず放水口から自然に流出する流量によって洪水調節が行われる。 基盤地層は掘削に対して不安定な島尻層泥岩であるため、格子状の地中壁からなる小ブロックを基盤地層に食い込ませることによってダムの安定性を確保している。また、島尻層泥岩は地滑りを起こしやすいことから貯水池周辺の斜面に最長28メートルのアンカーが多数打ち込まれ補強されている。 那覇市街地の中にあり首里城と識名園を結ぶ位置にあることから、水と緑と石造りをテーマとして周辺整備が行われた。斜面途中に緑地帯や遊歩道、休憩施設が整備されており市民の憩いの場となっている。また、ダム本体の表面には石垣を模して琉球石灰岩のプレートが貼り付けられており、水際には土が盛られ水生植物が植えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金城ダム」の詳細全文を読む
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