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桑納川[かんのうがわ]
桑納川(かんのうがわ)は、千葉県の主に八千代市を流れる利根川(印旛沼)水系の一級河川。 == 地理 == 船橋市坪井東付近の調整池より北流してきた坪井川が、坪井近隣公園内の坪井第1調整池より「桑納川」となり北流する。松が丘付近を水源とする駒込川を西から合わせると船橋市・八千代市境となる。木戸川を合わせると向きを東へ変え、八千代市内を流れる。両岸には沿道が整備され、周辺は河岸段丘を形成し、下位段丘面に水田・上位段丘面に畑地・段丘崖部分に集落が広がる。支流の石神川・花輪川・津金谷津排水路を南から合わせて下るが、これらは八千代市西部の台地に谷間を形成している。下流部では流量も増え、市中央部で印旛放水路(新川)に注ぐ。河口付近には桑納川公園が整備され、野球場等に使われている。 1986年(昭和61年)4月5日告示以降、全区間が一級河川に指定されている。当時は駒込川・坪井川合流地点より桑納川という名称だったが、流域での坪井・西八千代北部両特定土地区画整理事業の進行に伴い、河川整備の必要性から1998年(平成10年)4月9日告示で指定区間が坪井近隣公園内の市道橋まで900m延長された。この間は慣習的に旧坪井川区間とも呼ばれるが、以降は坪井川も含め「桑納川」と呼称されることも多くなっている〔八千代オイコスかわら版第20号 〕(総延長7.3km)。またこの延長と同時に石神川が一級河川に指定されている。現在の坪井川区間もかつては自然土手の河川だったが、現在は区画整理によりその面影はなく、坪井近隣公園より伸びるせせらぎ歩道が流路を残すのみとなっている。 市境付近では2005年(平成17年)度に、川底から縄文時代後期後半~晩期頃に使われていた土器・石棒・耳飾や、平安時代頃に使われていた土器等が採集された。一帯は桑納川遺跡群ないし桑納川低地遺跡と呼ばれている〔房総発掘ものがたり(平成19年度・千葉県教育振興財団) 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桑納川」の詳細全文を読む
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