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「金太の大冒険」(きんたのだいぼうけん)は、つボイノリオが1975年に発表した、日本語の言葉遊びを題材とするコミックソングである。平易な歌詞と軽快なメロディーが広い世代に親しまれ、つボイノリオの代表的作品と位置づけられている。 == 概要 == 10番までの歌詞から構成される4分38秒の曲である。独特の調子による太鼓のリズムと「金太の大冒険!」の掛け声から始まる。歌詞は主人公である金太と、美しいお姫様をめぐるストーリーとして展開されている。途中にぎなた読みによる修辞技法が織り込まれており、日本語において口に出すことをはばかられがちな「金玉」を明確に発音することが特徴である。詳細については外部リンクの歌詞を参照されたい(掲載については日本音楽著作権協会も許諾している)。 従って鑑賞に当たっては、小学校低学年程度の日本語の知識が必要とされる。このことはつボイノリオの他の作品、例えば「吉田松陰物語」を鑑賞するに当たり高度な医学用語や幕末の歴史などに関する知識が要求されることとは、対照的である。 歌詞は岐阜放送ラジオの深夜番組「ヤングスタジオ1430」の「小噺コーナー」の投稿が元になっている(歌詞に出てくる「神田さん」は当時の岐阜放送の看板アナウンサーを指しており、ある意味「身内ネタ」でもある)。このため、後につボイがレギュラー番組を持つCBCラジオでこの曲に関する1時間の特番が組まれた際には、中部日本放送(CBCテレビ・CBCラジオのグループ統括会社)など中日新聞グループとは険悪な関係にある岐阜新聞グループの岐阜放送の名を直接出さず、「岐阜県の民放で誕生した」とした。ただし、当時岐阜県に本社がある放送局は岐阜放送しかなかった。 出演するラジオ番組で、楽曲中にない新たな単語の組み合わせ(「金太」と「ま」で始まる単語)がいくつか披露されている。 また、後に制作された楽曲「飛んでスクランブール」では、曲中で音飛びを意図的に発生させることにより、語順にとらわれない発展的手法が編み出されている。 なお、この曲には間奏がないため、歌唱するためには息継ぎの高度な技術も重要である〔後述のHI-MEによるカバーバージョンでは6番と7番の間に間奏が入っている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金太の大冒険」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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