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金子志津枝[かねこ しづえ] 金子 志津枝(かねこ しづえ、5月21日 - )は、日本の女性アニメーターである。埼玉県出身。 == 来歴・人物 == さまざまなアルバイトをしながら生活をしていたが、就職時に子供の頃言われたことを思い出し、絵を描く仕事に就くという方向を決めた。そのため、1年間死に物狂いでアルバイトに励み、資本金を準備してとある会社に連絡をしたが、専門学校に通っていなかったことが原因で断られてしまい、資本金を使って専門学校へ入学する〔アニメミライ2014オフィシャルメディア Ani☆Fav『大きい1年生と小さな2年生』を作っている人を見てみたい! 2人目・キャラクターデザイン・金子志津枝さん 〕。 1997年、シンエイ動画へ入社。『ドラえもん』にはテレビアニメ第2作第1期から参加し、1998年には原画デビューを経て作画監督も務めるようになる。『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』(2004年)では、しずかちゃんに対しての思い入れが強い渡辺歩〔「ぼくドラえもん第15号」P.6-7記載。〕に負けないほど可愛らしいネコ耳しずかを描いたことなどにより、一部マニアからは「しずかちゃんアニメーター」と呼称された〔WEBアニメスタイル(2007年3月9日分) 〕。テレビアニメ第2作第1期後期および、テレビアニメ第2作第2期を担当したが、2007年1月に他の作画監督陣と共にテレビシリーズを降板。以降は映画シリーズの作画監督を経て、キャラクターデザインを担当するようになった。2011年にはシンエイ動画を退社してフリーランスへ転じたが、『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016年)で『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)から5年ぶりにシリーズへ参加し、エンディング原画を担当している。 フリーランス以降は渡辺とコンビを組むことが多く、『謎の彼女X』(2012年)、『彼女がフラグをおられたら』(2014年)などの渡辺監督作品でキャラクターデザインや総作画監督を務めるほか、『ファンタジスタドール』(2013年)ではエンディングアニメーションの絵コンテ・演出・作画監督・原画(原画は他のアニメーターと共同)を担当するなど、演出業にも挑戦している。 作風としてはキャラクターデザインを務めた『大きい1年生と小さな2年生』(2014年)のような、やわらかな絵柄や、『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)のキャラクターデザイン表などに見られる、今にも動き出しそうなポージングが特徴。また、作品のアイキャッチやエンディングに水彩のアナログイラストを提供することも多い。アニメーターとして仕事に対する意識も強く、渡辺は金子のいいところについて「演出家の意図を汲んでの芝居づけだったり、労を厭わない描き込みですよね。監督や演出家にしっかりと(ディレクションの)入力を要求してくるし、それに対して彼女自身のほうからも意見をぶつけてくる。そのぶん、こちらが要求したものに対してしっかりアプローチするし、とても粘り強い。」と評している〔『アニメスタイル002』P.109参照〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金子志津枝」の詳細全文を読む
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