|
金子 順一(かねこ じゅんいち)は、日本の官僚。厚生労働省大臣官房長、労働基準局長等を経て、厚生労働事務次官を歴任。 ==人物== 東京都出身。1976年に一橋大学商学部を卒業し、労働省入省。大学では宮川公男ゼミナールに参加。旧労働省出身ながら、老健・健康担当の大臣官房審議官を務めるなど、旧厚生省系の分野にも明るい〔厚労次官に金子氏起用 村木氏復帰、局長に 2012/9/3日本経済新聞夕刊〕。 2008年厚生労働省労働基準局長に就任。同年に施行された労働契約法につき、参議院厚生労働委員会で日本共産党所属小池晃(参議院議員)からの質問に対し、有期雇用を中途解約する場合の「やむを得ない事由」(第17条第1項)につき、正社員を解雇する場合により限定的に解釈されるべきものとの、従来の判例を踏襲した答弁をした〔第170回国会 厚生労働委員会 第6号議事録 〕。 2009年には日比谷公園で、宇都宮健児や湯浅誠らにより行われた年越し派遣村に対応した〔日刊ゲンダイ2009年3月24日〕。また、非正規雇用労働者の雇止め法理の判例を法定化するなどの、2012年成立改正労働契約法の実現に尽力した〔厚労次官に金子氏 村木氏は社会・援護局長 中国新聞'12/9/3〕。 ==略歴== *1976年 一橋大学商学部(宮川公男ゼミナール)卒業、労働省入省 * 労働大臣官房総務課広報室長 *1993年 労働省労政局勤労者福祉部福祉課長 *1996年 労働省職業安定局高齢・障害者対策部企画課長 *1999年 労働省労政局労働組合課長 *2001年 厚生労働省大臣官房参事官(人事担当) *2002年 厚生労働省大臣官房人事課長 *2003年 厚生労働省大臣官房審議官(老健・健康担当) *2004年 厚生労働省職業安定局高齢・障害者雇用対策部長 *2005年 厚生労働省大臣官房総括審議官 *2006年 厚生労働省政策統括官(労働担当) *2007年 厚生労働省大臣官房長 *2008年 厚生労働省労働基準局長 *2012年 厚生労働事務次官 *2013年 退官 *2014年 一般社団法人全国技能士会連合会顧問 *2015年 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会理事 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金子順一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|