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金属ナトリウム : ウィキペディア日本語版
ナトリウム

ナトリウム( 、)は原子番号 11、原子量 22.99 の元素、またその単体金属である。元素記号Naアルカリ金属元素の一つで、典型元素である。薬学栄養学などの分野ではソジウムソディウム、 )とも言い、日本の工業分野では(特に化合物中において)曹達ソーダ)と呼ばれる〔炭酸水素ナトリウムを重炭酸ソーダ(重曹)と呼んだり、水酸化ナトリウムを苛性ソーダと呼ぶ。また、ナトリウム化合物を作ることから日本曹達や東洋曹達(現東ソー)などの名前の由来となっている。〕。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている〔毒物及び劇物取締法 昭和二十五年十二月二十八日 法律三百三号 第二条 別表第二 〕。
== 歴史 ==
1807年ハンフリー・デービー水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を電気分解することにより発見した。ナトリウムという名称は天然炭酸ソーダを意味するギリシャ語の 〔近角、木越、田沼「最新元素知識」東京書籍、1976年〕、あるいはラテン語の ''natron''(ナトロン)〔桜井「元素111の新知識」BLUE BACKS、講談社、1997年。 ISBN 4-06-257192-7〕に由来するといわれる。
ドイツ語では Natrium、英語では sodium と呼ばれ、いずれも近代にラテン語として造語された単語である(現代ラテン語では natrium が使われる)。日本にはドイツ語から輸入され、ナトリウムという名称が定着した。元素記号はドイツ語から Na になった一方、IUPAC名は英語から sodium とされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナトリウム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sodium 」があります。



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