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金己男(キム・ギナム、1929年8月28日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。朝鮮労働党中央委員会政治局員、党中央委員会書記局書記、党宣伝扇動部長を歴任。金基南と表記することもある。 最高人民会議常任委員会委員長である金永南の弟。 == 経歴 == 咸鏡南道金野郡に生まれる。万景台革命学院および金日成総合大学を卒業。ソ連のモスクワ国際大学へ留学。 朝鮮労働党に入党後、1976年4月に労働新聞社の責任主筆となる。1977年11月より最高人民会議代議員を務める。1980年10月の第6回党大会で中央委員に選出。1985年10月に党宣伝扇動部長に任命される。1992年12月、党書記に任命されて宣伝を担当。2001年9月には思想教育担当書記となる。 2009年8月18日に大韓民国元大統領の金大中が死去すると、北朝鮮は弔問団を韓国に派遣。金己男はその一員として8月21日から8月23日にかけて訪韓した。 2010年9月28日、第3回党代表者会議および中央委員会総会において党中央委員会政治局員・党中央委員会書記局書記に選出された。2011年12月に金正日の国家葬儀委員会のメンバーに選出されたときには党宣伝扇動部長を務めていたことが確認されている。金己男は、金正日の国葬時に霊柩車を囲んで歩いた8名の権力中枢人物のうちの一人だった〔<張成沢氏失脚説>金正日の霊柩車7人のうち軍人は全員姿消す…党員2人だけ残る 中央日報 2013年12月4日〕。 2015年4月9日に開催された最高人民会議第13期第3回会議の際には、主席壇ではなく一般席に着座していたため、大幅な降格が疑われたが〔「最高人民会議後」の北朝鮮(下)「核心幹部」2人の動静に注目 Foresight 2015年4月22日〕、その後復帰が確認され、同年12月30日に発表された金養建の葬儀委員名簿では、金正恩、金永南、黄炳瑞、朴奉珠に続く序列5位で記載された〔北朝鮮の崔竜海氏が再び権力の中心に 東亜日報 2015年12月31日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金己男」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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