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金擎天 : ウィキペディア日本語版
金ギョン天[きむ ぎょんちょん]

金 擎天(キム・ギョンチョン、、1888年6月5日 - 1942年1月2日)は、朝鮮独立運動家。本名は金顕忠(キム・ヒョンチュン、)、金光瑞(キム・ガンソ、)。陸軍士官学校に留学して、大日本帝国陸軍騎兵中尉となり、現職時に脱走して独立運動に挺身。大正年間、主にシベリアで活躍。ソ連国籍となり、スターリン大粛清で獄死したとされている。キム・イルソン将軍伝説のモデルの一人といわれている。
==名前について==
陸軍士官学校入学時の名前は、金顕忠である。在学中、日韓併合に際して金光瑞と改名し、1912年には京城において戸籍名も光瑞で届けでている。独立運動時代に金擎天と名乗ったため、この変名の方が有名になり、「擎天 金将軍()」と呼ばれた。
キム・イルソンと名乗ったことはないが、陸士54期卒の金貞烈は、「父(陸士26期卒の金埈元)から金光瑞が伝説の金日成将軍だと聞かされていた」と語った。
金日成が北朝鮮に姿を現したとき、多くの人々が「若すぎる」と疑問をもったことについては数々の証言があり〔例えば、萩原遼著『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』に詳しい。金日成のロシア語の通訳を務めていた高麗人の兪成哲(ユ・ソンチョル)は、金日成お披露目の会場にいて、「にせ者だ」「ありゃ子どもじゃないか。なにが金日成将軍なもんか」という民衆の声を聞いたと語っている。また、事実上の北朝鮮の国歌である『金日成将軍の歌』の作詞者が、当時金日成を称えて書いた『歓迎・金日成将軍』という詩にも「将軍がもどって来られることは誰も知らなかったが、将軍がもどって来られたことは誰もが知った。ー中略ー 誰もが将軍は若いという。そのとおり、将軍は若い」とある。〕、陸軍士官学校に留学していたこと、白馬に乗って独立闘争をしていたこと、金将軍と呼ばれていたことなどから、金日成将軍伝説のモデルの一人であったのではないか、とされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kim Kyung-cheon 」があります。



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