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金東奎[きむ どんぎゅ]
金 東奎(キム・ドンギュ、生没年未詳)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。国家副主席を務めた。 == 経歴 == 中国東北地方(旧満州)生まれ。金日成の部下として抗日パルチザン闘争を戦った経験を持つ〔平井(2011年)、p.130〕、満州派(パルチザン派)の一人である。 1961年に朝鮮労働党の党中央委員になる。1962年に最高人民会議代議員になる。1970年11月の第5回党大会で政治局員となる〔平井(2011年)、p.117〕。1972年12月の最高人民会議第5期第1回会議で中央人民委員会が設置されるとその委員となった〔平井(2011年)、p.126〕。 1974年11月の最高人民会議第5期第4回会議において国家副主席に選出され〔「経済不況と政治的不安の交錯―1974年のアジア 」『アジア動向年報』1974年版〕、主に外交に携わる。1976年6月、党政治委員会の席上「後継者の浮上があまりに性急すぎる。人民が納得できるような時間をおいて教育を強化しなければならない」と発言し、当時進められていた金正日への後継体制づくりを批判した〔平井(2011年)、p.131〕。 1977年10月に粛清され〔平井(2011年)、p.131〕、1977年12月の第6期第1回会議では副主席および中央人民委員に再選されなかった〔「深刻な全面的調整の年―1977年の朝鮮民主主義人民共和国 」『アジア動向年報』1977年版〕。金正日への世襲に反対して粛清・追放されたと見られ、後に強制収容所に収容される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金東奎」の詳細全文を読む
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