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金箔 : ウィキペディア日本語版
金箔[きんぱく]

金箔(きんぱく)は、を微量のとともに金槌で叩いてごく薄く伸ばし、箔状態にしたもの。紀元前1200年頃にエジプトで製造が始まったと考えられている〔The History Of Gold National Mining Association, 101 Constitution Avenue, NW, Suite 500 East, Washington, DC 20001〕。
現在は真鍮からなる「洋金箔」も普及しており、本来の意味での金箔は「純金箔」として区別される。
以下、特に断りがない限り、純金箔について述べる。
== 用途 ==

金箔のうち、もっとも利用される四号色という規格では、金94.43%、銀4.9%、銅0.66%を、厚さ約0.0001ミリメートルに伸ばしたものである。したがって、1立方センチメートルの金から、約10平方メートルの金箔をつくることができる。こうした大きな展性により、わずかの純金を用いて広い面積にわたって上質な輝きと光沢が得られることから、表面装飾に用いられることが多く、箪笥屏風などの家具類、などの建具類、漆器などの工芸品、仏像仏壇などの美術品、金閣寺に代表される建築物の外装・内装など、多くのものに対して利用されている。また工芸技術として、金箔を漆器などに用いるための沈金蒔絵、仏像を荘厳するための截金などが発達した。
歯学分野においては、金箔を直接歯の中に詰める直接金修復法といった治療法も存在する。
金箔製造の副産物として有名なのが、あぶらとり紙である。金地金を叩き広げる際、地金を挟むために用いられる箔打ち紙が、皮脂もよく吸収することから転用されるようになった。金箔製造に10年以上用いられた箔打紙は、「ふるや紙」とも呼ばれ、高級品としてもあつかわれる


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「金箔」の詳細全文を読む



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