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金紅石 : ウィキペディア日本語版
金紅石[きんこうせき]

金紅石(きんこうせき、rutile、ルチル)は、二酸化チタン(TiO2)の結晶のひとつ。正方晶系鉱物である。同様の組成式で表される鉱物に鋭錐石(アナテース)、板チタン石(ブルカイト)がある。名はラテン語の「rutilus」(金紅色)に由来する。チタンの重要な鉱石鉱物
火成岩変成岩などに広く産する。石英(水晶)の中に針状結晶が入ることがあり、「針入り水晶」などと呼ばれる。
チタンの製造や宝石などに使用される。
== 宝石としてのルチル ==

屈折率は2.62-2.90とダイアモンドを上回るが、天然に産するルチル自体は透明でないため宝石としてはほとんど用いられない。
ルビーサファイアに含まれるものはスター効果を起こす。これは、ルチルが双晶になりやすいことによる。
1948年より生産が開始された。1950年代中ごろまでは無色透明なものが「Titania」(ティタニア)、レインボーダイヤモンドといった名でダイヤモンドの代用品として盛んに生産されたが、モース硬度が低いことや、、別種のダイヤモンドのイミテーション、チタン酸ストロンチウムの製法が発見されるとすぐに廃れた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「金紅石」の詳細全文を読む



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