翻訳と辞書
Words near each other
・ 金蘭千里中学校・高等学校
・ 金蘭千里高等学校
・ 金蘭千里高等学校・中学校
・ 金蘭短期大学
・ 金蚊
・ 金蛇
・ 金蛇水神社
・ 金蛇郎君
・ 金蛙王
・ 金蛭巻き
金蝉脱殻
・ 金蝶国際
・ 金蝿
・ 金融
・ 金融の用語一覧
・ 金融サービス
・ 金融サービス制度を検討する会
・ 金融システム
・ 金融センター
・ 金融ビッグバン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

金蝉脱殻 : ウィキペディア日本語版
金蝉脱殻[きんせんだっこく]
金蝉脱殻(きんせんだっこく)は、兵法三十六計の第二十一計。「金蝉、殻を脱す」と読み下す。
敵軍が太刀打ちできないほど強大で、抵抗するほど損害が拡大するような状態のため、一時撤退して体制を立て直したいとする。この際、何の策もなく撤退すると敵軍の追撃を受ける危険性があるが、金蝉脱殻の計はこのような状態において安全に撤退するための策である。すなわち、蝉が抜け殻を残して飛び去るように、あたかも現在地に留まっているように見せかけておいて主力を撤退させるのである。撤退の場合だけでなく、戦略的な目的で主力を移動させたい場合にもそのまま使える手段である。
==事例==
劉邦滎陽にて項羽軍に包囲され、脱出も打開もままならず、ついには食料が底を着く窮地に陥った。ここで陳平の策により、将軍の紀信劉邦に扮し、鎧兜を身につけて兵士に扮した婦女子とともに降伏を装った。城を包囲していた楚軍は、最初軍勢が城の外へ出てきたので襲ったが、中身が婦人であったため留まり、続いて身なりが立派なものが悠々と出てきたのでこれは降伏だと思い、長きに渡る戦いも終わって故郷に帰れると口々に万歳と叫んだ。その隙に劉邦は反対側の門から逃れ、本拠地まで戻って体制を立て直すことに成功した。
軍が優勢な軍の襲撃に持ちこたえられず、陣地を放棄するとき、旗印を残したままにしておき、さらにで吊り下げたの前足に太鼓を据えて音が立つように仕掛け、まだ陣地を守っているように見せかけておいて撤退した。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「金蝉脱殻」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.