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台湾金馬奨(たいわん-きんばしょう)は、1962年に創設された中華圏を代表する映画賞。「台湾版アカデミー賞」とも呼ばれる〔台湾版アカデミー賞「金馬奨」、人気の宮崎あおいと三浦春馬が登場 - レコードチャイナ,2011年10月11日〕。 == 概要 == 1962年、中華民国政府は映画業界の発展を促進し、優れた映画作品と優れた関係者を表彰するため、行政院新聞局を通じて金馬奨を創設した。さらに、主に中華人民共和国の影響下にない地区の映画制作事業を促進するため、中華文化における傑出した貢献をした映画関係者に対して、この式を借りて表彰を行った。 金馬の由来は、金門県・馬祖島(連江県)の頭文字を組み合わせたものであると同時に、世界の主要な映画界から呼びかける流れを作るための「金字招牌(立派な肩書き)」に一致するというものであった。もっとも、金門島も馬祖島も台湾が中国に対抗する戦地と標榜しており、また映画文化の促進をもって反共の意味も含ませているなど、冷戦時代の思惑が充分に表れている。 1980年の第27回からは、中華民国電影事業発展基金会が主催となり、さらに台北金馬映展執行委員会を設立して運営を行っている。執行委員会には、9~15人の映画学者と映画業界の者を招いて執行委員とし、主席1名、秘書長1名、副秘書長1名、3つの下部組織を置いて業務を行っている。 長きに渡る中国と台湾との政治的立場の相違から、2000年以前の金馬奨では台湾と香港の作品に偏って表彰されてきた。しかし、近年は台湾の映画業界が衰退し、関係者が香港へ大量に流出したこともあり、金馬奨においても中国映画の進出が進んでいる。 初期においては、司会者は台湾と香港とで交互に割り振るのが伝統であったが、最近の司会者は全て台湾から出ている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金馬奨」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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