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金魚の品種の一覧[きんぎょのひんしゅのいちらん] 金魚の品種の一覧(きんぎょのひんしゅのいちらん) 金魚(キンギョ)には、100種類以上ともいわれるさまざまな品種がある。細分化の仕方、数え方にもよるが、現在の日本で飼育されているのは、そのうちの主に30あまりの品種である。 == 概要 == 金魚(キンギョ)の品種は、体型・ヒレの形・色などで特徴づけられている。 品種には、「突然変異による変化」を固定化したものと「交雑による改良」を固定化したものとがある。 しかし、キンギョの場合、品種といっても、それほど安定して固定化できているものではない。キンギョのそれぞれの品種とは、厳密には生物学的な分類としてのいわゆる種ではなく、同じ種内の色の濃淡や各部の大きさの異なる個体個性を呼び分けているものに過ぎないのである。例えば、イヌの場合は、チワワ同士の交配で生まれたものは、色がベージュがかっていてもキャメルがかっていても鼻がほんのわずか親より上向きでもそうでなくても品種としては必ずチワワということになるが、キンギョはそうではない。それらの違いを別々の品種として見るのである。特徴的な尾ビレ(3つ尾)を持った同品種同士で交配しても、鮒尾(フナ尾)と呼ばれる野生のフナと同じ形の尾を持ったものが半数近く生まれることもあり、それらは選別されて親魚の品種としては認識されない。品評的な価値をもった個体を作って売るために、身体的にはなんら問題がなくても外観の特徴が品評的な価値と異なるものや、外観の特徴がよくても背骨やヒレが曲がっていたりして身体的に問題があるものは、その品種としてではなく「ハネられ」る。ハネられた魚はほとんどが殺処分となるが、一部はペットショップで安価に売られたり金魚すくいに用いられたりする。その一方で、品評的な最高クラスの外観的特徴を備えるものは種類によっては一個体に50万円程度の値がつくことも珍しくない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金魚の品種の一覧」の詳細全文を読む
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