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あいりん地区(あいりんちく)は、大阪府大阪市西成区の北部、JR西日本新今宮駅の南側に位置する簡易宿所・寄せ場が集中する地区の愛称である。愛隣地区とも表記され、旧来からの地名である釜ヶ崎とも呼ばれる。 ''※本項では、同地区の現状について記述する。同地区を含む釜ヶ崎の歴史については釜ヶ崎を参照。'' == 概要 == 大まかには北をJR西日本関西本線・大阪環状線、西を南海本線・高野線、東を旧南海天王寺支線跡に囲まれた三角形の地域で、西成区萩之茶屋・太子などに該当する。あいりん地区という名称は、1966年5月に国や自治体などの行政機関と報道機関が使用の取り決めを行った名称であるが、釜ヶ崎は被差別部落の旧名の類ではないので、いわゆる差別用語には該当しない。地元では依然、釜ヶ崎や略称の「釜」などと呼ばれることが多い。 あいりん地区には路上生活者が数多く居住し(大阪市内の路上生活者は4,069人)、約20ha(半径300m)の面積に3万人の人口があると言われる。そのため治安が悪い。この地域は住所不定の日雇労働者が多いため、人口統計は国勢調査でもはっきりつかめていない。 NPO団体や宗教団体は炊き出しなどを頻繁に行っており、実施の際は公園に人が列を作って並ぶことがある。また、この地域の物価(料金体系)は隣接している他地区と比べ、総じて低いのが特徴となっている。 一帯は暴力団事務所が多数ある。また、東側に飛田遊廓が隣接している。諸事情により写真を撮影されることを好まない住人が多く、観光客が公然とカメラを持ち歩いていたり、不用意に写真をとると、警告を受けることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「あいりん地区」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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