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釜掘りの談志 : ウィキペディア日本語版
立川談志 (4代目)[たてかわ だんし]
4代目立川 談志(たてかわ だんし、生年月日不明 - 明治22年(1889年5月10日)は、落語家。本名:中森 定吉。俗に独特の芸風から「郭巨の釜掘り」や「釜掘りの談志」等。あまりにも人気があった事により初代とみなす事もある。
芝の当時有名な金持ち釜屋文蔵宅に出入りしているうちにその家の贔屓に2代目桂才賀がいたために弟子入りし才太郎といいのちに才次郎、6代目桂文治の門で文鏡から、1877年ごろに4代目立川談志となった。
扇子一本で真打を務める実力者であったが、「ステテコの」初代三遊亭圓遊、「ヘラヘラ節の」初代三遊亭萬橘、「ラッパの」 4代目橘家圓太郎と共に明治の「珍芸の四天王」と言われもてはやされた。
芸風は「郭巨の釜掘り」というマイムギャグを考案し人気を博す、落語を一席やった後羽織を後ろ前に来て、手拭いを4つにたたんで後ろ捻り鉢巻を、扇子を半開きにして衿元へはさみ、座布団を脇に抱え『そろそろ始まる郭巨の釜掘り、テケレッツのパッ!。』と言い『アジャラカモクレン、キンチャン(客)、テケレッツのパッ!。カマール(集まる)セキテイ(席亭)喜ぶ。テケレッツのパッ!……』などと言い高座を歩き回る。今度は座布団をそばに置き、扇子をに見立てて土を掘る仕草をし『この子あっては孝行はできない、テケレッツのパッ!。天から金釜郭巨にあたえるテケレッツのパッ!。皆さん孝行しなさいよテケレッツのパッ!。……』と言うこれらを単純に繰り返す芸であった。中国二十四孝孝子の一人の文句を参考にした。
晩年、病気で声を失い周囲の勧めで寄席の席亭になる準備の矢先に死去。
弟子には同じく談志を継いだ談遊(恒川駒吉)や立川談笑(のちの3代目古今亭志ん生)らがいる。
==関連項目==

*二十四孝
*死神6代目三遊亭圓生はサゲに『アジャラカモクレン……』を取り入れていた。)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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