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釜石鵜住居復興スタジアム : ウィキペディア日本語版
釜石鵜住居復興スタジアム[かまいし うのすまい ふっこうすたじあむ]

釜石鵜住居復興スタジアム(かまいし・うのすまい・ふっこうスタジアム、仮称)は、岩手県釜石市鵜住居町(うのすまいちょう)に建設が予定されている球技専用スタジアム
2019年ラグビーワールドカップの会場となることが予定されている。
== 概要 ==
釜石市北部の鵜住居町は2011年3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)で発生した津波によって死者・行方不明者583人(釜石市調べ2011年8月現在)という甚大な被害を受けた地域であり、鵜住居川河口付近にあった釜石市立鵜住居小学校・釜石市立釜石東中学校は津波により校舎が全壊・浸水被害を受けた〔。
釜石市は被災後の復興計画「復興まちづくり基本計画」を策定する中に於いて、復興を支える主要施策のひとつに「将来の希望を創る個性的な取組の推進」を掲げ、市外の賑わいを呼び込みうるスポーツ大会の開催の可能性を模索。かつて日本選手権7連覇を果たし「北の鉄人」とも称された新日本製鐵釜石(現・釜石シーウェイブス)の地元でありラグビーが盛んな街であったことから、鵜住居小学校・釜石東中学校跡地に防災機能を有するスポーツ公園を整備し、公園内に整備するスタジアム(球技場)に2019年日本開催が決まっているラグビーワールドカップの試合を誘致することを目指した取組を推進し、2014年7月4日野田武則市長が記者会見で開催都市への立候補を表明した〔。開催地に立候補した15都市の中で唯一の新設会場〔東京都が開催地としている新国立競技場も新設競技場だが、正式には国立霞ヶ丘陸上競技場の全面改築によるものであり、スタジアムを全く新設するという観点でいえば本競技場が唯一である。〕となる。
公園整備の具体的な方針としては、釜石市が東北地方太平洋沖地震の大津波あるいは地震そのものにより住居など生活環境を失った市民の仮設住宅にスポーツレクリエーション施設の用地を充当したため施設が使用できない場所が増えていることから、かさ上げした鵜住居小学校と釜石東中学校跡地をスポーツレクリエーションの場として活用するべく、復興と地域の象徴となる天然芝グラウンドを設置するとともに、陸上競技用のトラック6レーン相当分ならびに体育館を併設する予定である他、津波による浸水被害を教訓にした防災機能を強化したものとするとしている〔〔 - 釜石市報道資料2014年7月3日〕。公園における防災面に関しては、かさ上げに加えて鵜住居川河口に水門を、北側の片岸海岸に防潮堤をそれぞれ新たに設けて対処するとしている〔。
また、球技場としては「最大限コンパクトなスタジアム」を念頭に〔、常設設備としては更衣室・用具室・医務室・ドーピングコントロール室・インタビュールーム等を備えた1000人程度収容のスタジアム整備を前提とするが、ラグビーW杯開催に備えてその開催基準に適合するためのキャパシティーを確保するため、仮設スタンドを14000人分ないし15000人分〔程度設置する予定としている。加えて、開催地に求められるメディアセンターや照明設備も仮設とする予定としている〔〔。なお、これらの仮設設備については、ラグビーW杯の開催地誘致に失敗した場合には実施されず、規模を縮小して建設が行われることになっていた〔。
概算工事費は約27億円と試算されている。内訳は造成工事費が15億円、常設施設の工事費は5億3000万円で、仮設工事費は6億7000万円を見込んでいるという〔。
なお2019年ラグビーW杯では「プールC基準」の最低限のキャパシティー(約16,187人収容予定)で整備する方針であり、開催国であるラグビー日本代表や強豪国の集う試合の開催をすることは不可能であるが、本番前の運営リハーサルとして、日本代表の調整試合の開催誘致を検討していると報じられている。また、2019年ラグビーW杯終了後も、Jリーグのエキシビジョンマッチや、日本が招致を目指すと報じられている2023 FIFA女子ワールドカップでの利活用も念頭に置いているという〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「釜石鵜住居復興スタジアム」の詳細全文を読む



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