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鈴木厚人[すずき あつと]
鈴木 厚人(すずき あつと、1946年10月3日 - )は、日本の物理学者である。岩手県立大学学長。新潟県出身。 == 概要 == 専門は、素粒子物理学・ニュートリノ物理学。カミオカンデ・スーパーカミオカンデを経て、世界最大(1000トン)の液体シンチレータを用いたニュートリノ検出装置カムランドを発案・建設し、2002年(平成14年)に、遠方の原子炉から飛来するニュートリノの振動現象を、世界で初めて観測した。これにより、長年の謎であった「消えた太陽ニュートリノの謎」を完全解決に導くとともに、ニュートリノ振動を決めるニュートリノ質量2乗差を、世界最高感度で決定した。2005年(平成17年)には、地球内部から飛来する反ニュートリノの検出にも、世界で初めて成功した。これは、地球内部で発生する放射化熱の直接測定であり、ニュートリノを用いて地球の熱源と進化の謎に迫る、新たな研究分野(ニュートリノ地球科学)の創始を意味する。2006年(平成18年)4月より、高エネルギー加速器研究機構長。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鈴木厚人」の詳細全文を読む
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