|
鈴木 達治郎(すずき たつじろう、1951年 - )は、日本の原子力工学者。長崎大学核兵器廃絶研究センター長・教授。前内閣府原子力委員会委員長代理(常勤)。 == 経歴・人物 == 大阪府生まれ〔オバマのエネルギー政策を読み解く(対談:鈴木達治郎氏)グリーン・ニューディールの中で原子力は 『原子力文化』2009年2月号〕。1975年東京大学工学部原子力工学科卒業。1978年マサチューセッツ工科大学プログラム修士修了。工学博士(東京大学)。 株式会社ボストンコンサルティング・グループ、財団法人工業開発研究所国際エネルギー政策フォーラム、マサチューセッツ工科大学エネルギー環境政策研究センター、同国際問題センターに勤務、財団法人電力中央研究所社会経済研究所研究参事、東京大学公共政策大学院客員教授、パグウォッシュ会議評議員を歴任した。 専門は原子力政策、科学技術政策。主要共著書に『どうする日本の原子力』(日刊工業新聞社、1998年)、『エネルギー技術の社会意思決定』(日本評論社、2007年)、『科学技術ガバナンス』(東信堂、2007年)などがある〔日本原子力研究開発機構 核物質管理科学技術推進部 > 活動報告> 原子力平和利用と核不拡散、核軍縮にかかわる国際フォーラム 結果報告> プロフィール 〕。 2010年1月1日、原子力委員会委員(常勤)に就任〔原子力委員会ホーム > 原子力委員会について > 委員の紹介 > 鈴木達治郎 委員長代理 〕。同年1月12日に開催された同年第1回の定例会合において、原子力委員会設置法第4条第2項の規定に基づき、委員長代理に指名される〔平成22年第1回原子力委員会定例会議議事録 〕。2011年11月17日、原発推進側だけを集めた原子力委員会の「秘密会議」に出席した、と毎日新聞によって報じられた〔核燃サイクル:秘密会議問題 「第1回」原子力委員全員が出席 第三者検証、時期・手法とも未定 毎日新聞東京朝刊 2012年06月06日-2013年3月26日閲覧〕。これに対して鈴木本人は、議事録をとらなかったことは反省点としつつも、どのような組織にもある内部の作業会合であり、「この会合によって報告書の内容が書き換えられた」という毎日新聞の報道は誤解である、と述べている〔毎日新聞スクープ"核燃サイクル「秘密会議」"について鈴木達治郎氏(原子力委員長代理)と江川紹子氏、斗ヶ沢秀俊氏がツイッター上で質疑応答 2016年2月7日閲覧〕。2012年6月5日の原子力委員会定例会議において、「(使用済核燃料の)全量再処理からの撤退を明確化した方がいい」「高速増殖炉の実用化が不確実で、(核燃料サイクル政策に)積極的な合理性は見当たらない」等と述べた〔全量再処理撤退に言及 原子力委の委員長代理 地中廃棄「直ちに研究を」 共同通信 2012年6月5日-2013年3月26日閲覧〕。 2012年12月31日、原子力委員会委員の3年間の任期が満了するが、後任者の任命手続きが行われていなかったため、原子力委員会設置法第6条第3項の規定に基づき、引き続き原子力委員会委員に在任する〔平成25年第1回原子力委員会定例会議議事録 〕。後任者の任命手続きが行われたことにより、2014年3月31日に原子力委員会委員を退任。 2014年4月、長崎大学から同大学の核兵器廃絶研究センター副センター長・教授に招聘され、同年4月17日就任〔毎日新聞 〕。2015年4月1日、前センター長の退職に伴い、2代目のセンター長に昇格就任〔読売新聞 〕〔長崎大学核兵器廃絶研究センタースタッフ紹介 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鈴木達治郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|