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鉄甲船[てっこうせん]
鉄甲船(てっこうせん)は、戦国時代において織田信長が九鬼嘉隆に命じて、毛利水軍・村上水軍に対抗するために建造させた大型の安宅船。 == 概要 ==
=== 建造の背景 === 永禄11年(1568年)、美濃国・尾張国を治めた戦国大名の織田信長は、室町幕府将軍家の後継者である足利義昭を擁して上洛を果たしたが、その後も三好氏などと対立を続けていた。また、元亀2年(1571年)以降、足利義昭との関係も険悪となり、いわゆる信長包囲網が敷かれることとなった。 この信長包囲網の一角を担ったのが中国地方の毛利氏及び浄土真宗の本山である本願寺で、特に本願寺は石山本願寺を拠点として抗戦を続けていた。信長は石山本願寺を包囲して攻略しようとしたが、海上から毛利氏の支援があったため、天正4年(1576年)これを断つべく水軍を送り込むが瀬戸内海、特に因島、能島などの村上水軍を掌握した毛利氏に敗北を喫した(第一次木津川口の戦い)。 この敗北を受けて、信長が伊勢志摩の豪族であり水軍を率いた九鬼嘉隆に命じて作らせたといわれるのが鉄甲船である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉄甲船」の詳細全文を読む
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