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鉄系超伝導物質[てつけいちょうでんどうぶっしつ] 鉄系超伝導物質(てつけいちょうでんどうぶっしつ)は、鉄を含み超伝導現象を示す化合物。銅酸化物以外では、二ホウ化マグネシウムなどを抑え、2015年現在最も超伝導転移温度(''T''c)の高い高温超伝導物質である〔細野、応用物理、P.34(2009年)〕。研究が活発化した2008年の1年間で''T''cが2倍以上に急上昇したことから、さらなる研究の発展が期待されている〔広井、パリティ、P.26(2009年)〕。 == 意義 == 水銀などとは異なり、鉄自体はいくら冷却しても超伝導を示さない。また、「鉄は磁性の象徴であるので、その化合物が超伝導を示すはずがない」という考えが以前は一般的であったが、鉄系超伝導物質の発見によりこれらの常識が覆され、新たな超伝導物質の可能性が広がった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉄系超伝導物質」の詳細全文を読む
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