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鉄衛団(てつえいだん、ルーマニア語:''Garda de Fier''、英語:Iron Guard)は、1927年から第二次世界大戦の初期にかけて、ルーマニアで起こった極右の反ユダヤ主義民族運動、およびそれを推進した政党。1940年から1941年まで政権を獲得した。 == 概要 == 王党派とさえ激しく対立し、暗殺事件も引き起こした(1933年と1939年にルーマニア首相を暗殺)。あまりにも非道な方法で勢力の拡大をしたために、ルーマニアでは政情が乱され、国民からも恐れられた。 もともとは1927年7月24日、コルネリウ・コドレアヌ(Corneliu Zelea Codreanu)によって、「大天使ミカエル軍団」(Legiunea Arhanghelului Mihail) として創設され、彼が1938年に死ぬまで続いた。 この運動の参加者は、「レジオナーレ」(軍団兵、ルーマニア語:''legionarii''、英:Legionnaires ときに "legionaries" とも) の名で、運動団体は「レジオン」(Legion)や「レジオン活動」(''Mişcarea Legionară''、英:Legionary Movement)の名で広く知られている。なお、団体名は、途中の禁止されたものも含めてたびたび変更されている。 1930年3月、コドレアヌはレジオンの民兵政治集団として"鉄衛団"を結成した。この名はしばしばレジオンそのものを表す名として用いられる。その後、1935年6月に、レジオンは正式名称を''Totul pentru Ţară''党に変更した。これは、文字通りには『全ては国の為に』の意味であるが、広くは『全ては父なる地のために』、場合によっては『全ては母なる地のために』と訳されている。〔''Totul Totul pentru Ţară'' は『全ては父なる地のために』(英:"Everything for the Fatherland")と訳されている。これは、''Collier's Encyclopedia''(現在では、エンカルタ(1938: Rumania )に補足記事として収録)の記事や、ブリタニカ百科事典の記事Iron Guard によるものである。一方、『ルーマニアにおけるホロコーストに関する国際委員会』(英::en:International Commission on the Holocaust in Romania)は、『全ては母なる地のために』(英:"Everything for the Motherland")の訳語を2004年11月11日英語版最終報告書 (PDF)にて用いている(以上、2005年12月6日時点の出典)〕 メンバーは (革新のシンボルとして) 緑の制服を着用したことから ''Cămăşile verzi'' (英:''Greenshirts''、「緑シャツ」) の名で知られ、互いにローマ式敬礼を用いていた。鉄衛団が主に用いた紋章は十字を三つ重ねたもので、三つ分離したものと雷文一つを組み合わせた変種もある。''Crucea Arhanghelului Mihail''(大天使ミカエルの十字、英:"Archangel Michael Cross")の名で呼ばれることもあったこの紋章は、牢獄の鉄条を意味しており、殉死者の烙印としての意味合いを持っていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉄衛団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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