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鉄飛坂 : ウィキペディア日本語版
鉄飛坂[てっぴざか]
鉄飛坂(てっぴざか)は東京都目黒区平町二丁目と大岡山一丁目の間を西へ下る坂。暗渠化され現在は緑道となっている呑川中里橋に左岸から下る道で、逆に右岸を上るのが寺郷の坂である。
古道品川道の一部を成すが、現在は閑静な住宅街の一角にひっそりと存在している。
== 名前の由来 ==
「てっぺん」を意味する方言「てっぴ」に由来するとする説が有力だが、名前が突飛で古くから関心を引いたためか、数多くの謂れが伝わっている。
慶長切支丹怪秘記』は佐渡金山開発に貢献したポルトガル人ヒモンヤス・テッピョウスの住所がそれぞれ碑文谷と鉄飛坂となったとするが、碑文谷は室町時代以来の地名であり、矛盾する。
また、碑文谷太郎道政が後三年の役で捕虜として連行した鉄の飛を当地に住まわせたことに由来するという話や、鎌倉時代に荏原太郎義利の家臣鉄飛十郎兵衛が当地の名主として坂上に居住していたという話も伝えられている。
元寇の際の『金沢殿着到状』に載る鉄飛五郎との関連も指摘される。
「てっぴ」を「鉄砲」の転訛として、鉄砲鍛冶が住んでいたことに由来するとする説もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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