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鉤状雲(かぎじょううん、Uncinus)とは、巻雲に見られる雲種の1つ。鉤状巻雲と呼ぶこともある。学術名はラテン語の"Uncinus"(フック)に由来する。 毛や繊維のように細いすじ状で、すじの先端が釣り針のように曲がっていることが特徴。すじの先端が曲がっていない場合は、毛状雲となる。また、すじの先端が丸まって塊のようになると、房状雲となる。 鉤状雲は、高い高度ででき、周囲の温度は-40C°~-50C°にもなる。この雲は上空高くの気流の流れによって雲が引き伸ばされてできると考えられており、温暖前線や閉塞前線が近づいている時に見られることが多い。 巻雲の中では最も出現頻度が高い雲種。ただ、鉤の形がはっきりとした雲はそれほど多くないとされる。 == 出典 == *Ⅱ.雲のいろいろな顔-見え方・形(種と変種)による細分類 石川県教育センター研究紀要「石川の自然」, 第31集 地学編(14)第1章, pp.13-18, *Spotlight on... Clouds 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉤状雲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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