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銀の星[ぎんのほし] 銀の星(ぎんのほし)またはA∴A∴(〔The Llewellyn Encyclopedia 〕、〔TOTSE 〕〔Astron Argon〕、いずれも文字通りの意味は「銀の星」、または 〔Thelema.org 〕 すなわち「秘中の秘」、または 〔Crowley, ''Sepher Sephiroth'', number 2 の項を参照。〕 すなわち「巨大な顔」、 すなわち「天使と深淵」、あるいはケテル)〔クロウリーの著作中にはA∴A∴が何の略であるかについての記載はない。〕は、アレイスター・クロウリーが黄金の夜明け団離脱後の1907年に創設した魔術結社である〔Colin Wilson, Nature of the Beast; page 88〕。A∴A∴はセレマ的魔術団体であり、その目的は光と知識の探究である。クロウリーの強い影響下にあって団の聖典は『法の書』となっている。A∴A∴のモットーは「科学の方法、宗教の目的」である〔James Wasserman, Practice of the Magial Diary; page 19〕。A∴A∴は東方聖堂騎士団(OTO)の一部ではないが、OTOはA∴A∴を親密な盟友と見なしていた〔Equinox Vol III No. I Pg. 198〕。 21世紀の今日においてもA∴A∴の霊統はいくつかの系統に分かれて存続しており、それらは創設者であるクロウリーとジョージ・セシル・ジョーンズに起源を求めることができる。 秘密のヴェールに包まれているために、いずれの系統についても元の結社の真の後裔であると断定するのは困難である。 ==会員制度== 基本的には、A∴A∴はひとつ上の位階の先輩がひとつ下の後輩の指導を受け持つという連鎖的な教育体制を取っており、会員は自分の直接の指導者と自分が直接指導する相手しか知らないという点でユニークである。定期的な集団儀式はなく(めったに行われないテンプルでの参入儀式においては、司官の身元を隠すための措置が講じられる)、会員は必要に応じて団の上位階者の助言を求めることができるが、独力で研鑽を積むことが期待される。このようにしてこの体制の創設者は、先行団体である黄金の夜明け団の崩壊をもたらしたとされる多くの政治的問題を回避しようとした。A∴A∴は個の啓発(霊的照明)に焦点を絞った霊的団体であり、師から弟子への秘儀伝授の連環を保持し、自身が達成した成果のすべてを後続の弟子たちに注ぎ込むことに重きをおいている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「銀の星」の詳細全文を読む
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