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『銀二郎の片腕』(ぎんじろうのかたうで)は、里見弴の小説。1917年(大正6年)、文芸雑誌『新小説』に発表された。 ==あらすじ== 年の半分が雪で閉ざされる地方の牧場に銀二郎という牧夫がいた。その牧場の女主人はある冬舅に手を挙げてしまう。それを目撃し止めに入った銀二郎は女主人に呼び出され口止めを受ける。気味の悪い舅に対する行為を責める気はなかったが、女主人の嘘のため牧場にいる意味を失う。幻滅の後橇での介抱や夏の快活な女主人の姿が銀二郎をより深い愛に誘い込むが、その年の冬舅の隠居所の落成祝いの席で銀二郎は女主人の嘘に怒り自らの片腕を切り落とし投げつけ牧場を去る。その行方は誰も知らない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「銀二郎の片腕」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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