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ギンザケ (銀鮭、学名: )は、魚類サケ目サケ科に属する1種。 天然では沿海州から千島列島、カリフォルニア州にかけての北部太平洋地域に生息し、北海道の河川には遡上しない。外観は白鮭に似ているが、肌目が銀色で背部から尾にかけて小さな黒点を有することが特徴。 地方名ギンマス、別名コーホーサーモン、シルバーサーモン。 == 生態 == 河川の上流域まで遡上し、流れの早い浅瀬を選び産卵する。産卵は10月から翌年2月くらい。産卵行動はシロザケと基本的に似ていて、産卵床は湧水のある砂利層を好み形成する。産卵後2-3ヶ月程度で孵化・浮上した稚魚は1年-2年間の淡水生活の後、降海し海洋生活を送るが、浮上後すぐ降海する個体もいる。サクラマスのように川に残留する個体はほとんどいない。 河川での餌は水棲昆虫が中心で河口付近に住み群れを作らず流れの緩い深みで縄張りを作って生活する。春になり体長10-15cmくらいでスモルト化した個体は、降海する、降海はアメリカでは4-5月、千島列島北部では7-8月。3年から4年(海洋生活1年から2年)で成熟し50cmから65cmに成長し母川回帰する。日本では回帰個体の漁獲を目的とする放流は、1974年と翌年の標津川、1978年の伊奈仁川などが有るが夏期の温度上昇のため定着はしなかった。また、現在では放流行われていない。 ごくまれに、迷いサケとなった遡上個体が北海道の河川で捕獲されることもある。2011年の東北地方太平洋沖地震津波で養殖生簀が大量に流出した直後には、三陸地方でも遡上が確認された〔佐藤秀一:増養殖の被災状況と復興 日本水産学会誌 Vol.78 (2012) No.3 p.490-〕。 海洋では雑食性で魚食性が強いと云われ、主にイカを捕食していてシロザケ、ベニザケの分布域よりやや南の海域に分布し、至適水温は、9℃程度である。また、表面水温16℃以上の海域では捕獲されたことがない〔 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギンザケ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Coho salmon 」があります。 スポンサード リンク
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