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鋤 : ウィキペディア日本語版
鋤[すき]

(すき)とは、農作業や土木工事に使用された、地面を掘ったり、土砂などをかき寄せたり、の中の雑草のを切るのに使用される道具農具である。
== 概要 ==
構造は、状であり、製か金属製の長い柄と、金属製の刃、またはで編んだで構成され、これらが一直線上にあるか、または鈍角をなしている。使用法は、手力と鋤重とによる押込力と、手力による土壌の反転とを適当に利用して、農地を耕起する。「踏鍬」(ふみぐわ)と称されるものは、鋤の1種であり、踏圧力を利用してその鑱床部を土中に深く挿入し、これを両手で押し倒し、土壌を撥ね起こしつつ、側退耕鋤するものである。
鋤は人間が手作業で使う道具であり、馬や牛などに引かせる(すき、プラウ)とは、同じ発音ではあるが別の道具である。なお、中国では元来「鋤」の字は“くわ”を意味していたが、日本では鋤を使役動物に引かせて使う農耕具(つまり、犂)であると誤認され、“くわ”に当たる漢字が存在しないと考えて、“くわ”を意味する国字「鍬」を創作したとされている〔古賀(2012)p.195〕。
洋の東西を問わず、反乱や一揆の際には武器に変じた。
現在では農業用・土木作業用ともに、シャベルにとって代わられ、日本の伝統的な鋤は一般に見ることはできなくなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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