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鋼製 : ウィキペディア日本語版
鋼[はがね]

はがね、こう、は異体字、)とは、の持つ性能(強度磁性耐熱性など)を高めた鉄合金を指す。
一般に鋼とは、0.3%~2%の炭素を含んだ鉄合金の総称であるが、0.3%以下の炭素量でも、ステンレス耐熱鋼などは鋼として扱われる。軟鉄や鋳鉄とあわせて鉄鋼(てっこう)とも呼ばれ、鋼でできた材料を鋼材、板状のものを鋼板と呼ぶ。日本語の「はがね」の由来は「刃金」である。20世紀後半には多くの新材料が発達したが、鋼は依然として産業上重要な位置を占めている。
== 定義 ==

=== 語源 ===
鋼(はがね)の語源は前述の通り、刃物に用いる金属を意味するである。
かつて鋼とは焼入れによって硬化する鉄合金をさし、鉄器時代以来、鍛造鍛接、熱処理や研磨技術によって刃物類が製作されてきた。
ここを原点にさまざまな鉄合金が発達し、そのつど鋼の定義は拡大解釈されて現在に至っている。
現在では刃物専用以外でも、精錬技術によって造られた鉄鋼材全般を・と呼び、錬鉄鋳鉄などを含めることがある。
鉄鋼はドイツ語の「」の訳が語源とされているが、日本で最初に「鉄鋼」という呼び名が使われたのは雲伯鉄鋼合資会社(現・日立金属安来工場)の社名が原点とされている。雲伯鉄鋼合資会社による鉄鋼製品の源流は「たたら製鉄」であるが、ここでいう「鉄鋼」とは新案特許「製鋼法」(明治39年(1907年)取得)からなる錬鉄をさし、新特許法の錬鉄(伊部式包丁鉄と言う)が出発となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鋼」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Steel 」があります。



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